航空宇宙産業用に開発されたKeramo表面仕上げ

ミクロレベルの微細表面が求められる製品
振動仕上げはこちらの記事に記載したとおり、研磨仕上げ製品を大量生産する際に有効です。しかしながら、一部の産業においては、通常研磨ではまだ不足であり表面粗さを限界まで小さくしなければならないことがあります。例えば、航空宇宙産業におけるタービンブレードやローターは、極端な環境で使用され、ミクロレベルの微細表面を作り出すことを求められます。
特殊環境で使用されるタービンブレードやローターは、次のような要求を満足させなければならず、寸法上の完全性を損なわずに均一な微細表面にすることが求められます。
- - 摩耗による微細破片生成を抑制して潤滑剤をクリーンに保つ
- - 振動や騒音を低減する
- - 高速動作時においても摺動による製品温度上昇をさせない
このような製品の要求を満たすために開発されたのがKeramo®表面仕上げです。
Keramo®表面仕上げは1分50秒台に出てきます
超精密研磨仕上げKeramo🄬-Finish
Keramo®表面仕上げは、航空産業用途にミクロレベルの微細表面を作る出すことを目的にレスラー社により開発されました。このプロセスには、密度が高く摩耗性の低い特殊なメディア、特殊ペースト、特殊コンパウンドが適用され、ロータリー振動装置やタブ振動装置が使われます。処理は非常にゆっくりと長時間をかけて行われるため、数時間を要することがあります。
条件や処理時間によりますが、Keramo🄬表面仕上げによる処理では「Ra 0.025um以下」を達成することも可能です。
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処理前 | Keramo®表面仕上げ後 |
航空宇宙産業向けに開発されたKeramo®表面仕上げは、F1に代表されるモータースポーツ、医療用インプラント、外科手術など極端な環境で使用される製品にも活かされています。
レスラー社ウェブサイトはこちらより
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