###_DCMS_PAGE_NAME_### |工作機械・産業機械・ケミカル事業 創業百年の進化は日本産業の歴史 レイボルド株式会社

03-3272-1861

メディア

TOP > メディア > ブラスト加工の脱脂工程を省略できるクリーニング剤(脱脂洗浄剤)

ブラスト加工の脱脂工程を省略できるクリーニング剤(脱脂洗浄剤)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ブラスト加工の工程フローにおける脱脂洗浄工程の位置づけ


金属加工においては、切削油、研削油、離型剤などの油分が表面に付着し、また、切粉などの不純物が発生するため、これも製品に付着します。表面処理加工であるブラスト加工は、これらの不純物を除去してから適用されることになります。

さらに、ブラスト加工は、金型や各種金属製品向けのコーティングや塗装前の下地処理や精密処理などに主に利用されるため、加工前の表面脱脂洗浄だけでなく、加工後においても下地を作るために脱脂洗浄工程が多々必要になります。

このように脱脂洗浄工程は、ブラスト加工において欠かせない工程となります。脱脂洗浄工程を含めたブラスト加工の工程フローは次のようになります。



ブラスト加工における脱脂洗浄工程の問題点


先に述べたとおり、脱脂洗浄工程はブラスト加工前後に多々必要となります。しかしながら、脱脂洗浄工程は、非常に手間がかかるため、人的にも時間的にもコスト増大に繋がります。また、この脱脂洗浄工程における仕上がり次第で、次工程のブラスト加工、最終工程のコーティングや塗装処理の仕上げ加工精度が良くも悪くもなるため、脱脂洗浄工程は製品品質に大きな影響を与えるファクターでもあります。

さらに、各種ケミカル溶剤を脱脂洗浄工程で使用することは作業環境を悪化させ、人体に対してクリティカルな影響を与えることになります。脱脂洗浄工程で使用されるケミカル溶剤は揮発するからです。

脱脂洗浄をブラスト加工と同一工程で行うことで全体の工程削減


このような問題解決のために、クリーニング剤であるPantaTec ULTIMATEは開発されました。このクリーニング剤は、ブラスト加工時に使用するメディアと一緒に混ぜ込んで使用し、ブラスト加工と同一工程で脱脂洗浄を行います。そのため、本クリーニング剤を使用したブラスト加工は、加工前後の脱脂洗浄工程を不要とし、製品品質はメディアと共に均一に混ぜ込まれることで一定に保たれます。

本剤は、危険性有害性がなく、不燃性の粉末で揮発性のあるケミカル溶剤ではないため、周辺環境へ悪影響を与えることもありません。 クリーニング剤PantaTec ULTIMATEを使用したブラスト加工の工程フローは次のようになります。



クリーニング剤PantaTec ULTIMATEの働きと効果


本クリーニング剤使用時のメリットとブラスト加工機への自動投入


クリーニング剤PantaTec ULTIMATEを使用した際のメリットは、工程削減を含めて下記のとおりです。

  • - 脱脂洗浄工程をなくすことによる人件費や資材コストの削減
  • - 工程が減るために全体加工に必要な時間を削減
  • - 加工プロセスに対する信頼性改善による品質保証コストの削減
  • - ケミカル溶剤ではないため、周辺環境への影響、出火等の各リスクを削減
  • - ブラスト加工機内のメディア循環を止めないため、長時間稼働が可能
  • - ブラスト加工機内で脱脂洗浄を行うため、装置自体の汚れ、フィルター詰まりを軽減
  • - 既存装置へクリーニング剤を投入する方法であるため、大規模投資が不要


クリーニング剤PantaTec ULTIMATEの機能

クリーニング剤PantaTec ULTIMATEの機能と効果


製造工程全体の自動化を進めるために、INJECTOという自動化装置により、本クリーニング剤をブラスト加工機へ自動投入することができます。この専用供給装置INJECTOは、供給ラインとエアを使ったシステムにより、クリーニング剤をメディアに直接自動供給します。

INJECTOは、どのようなブラスト加工機に対しても簡単に取り付け可能で、既存装置にも後付け可能です。本機はブラスト加工機と制御系を接続するため、必要な量を必要なタイミングでクリーニング剤を供給します。

自動化方法と自動投入装置INJECTO


弊社PantaTec社取り扱い製品はこちらより

本製品についてお気軽にお問合せください。
お問い合わせは、お電話もしくは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。




[担当] 東京第5営業部 (すべての項目への入力をお願い致します)
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ